東武 廃止間近の快速・区間快速 6050系に乗る
先日東武鉄道より、快速・区間快速の廃止が発表されました。
正直これは予想通りやっぱりきたかという感じでした。
特急リバティの構想が発表された時点でもしやと嫌な予感がし、
具体的な運転パターンとして分割併合をしながら、日光や会津田島まで行くということが発表された時点で、これは置き換える気だなというのは予想していました。
この列車は東武伊勢崎線(今はスカイツリーライン?)の中では独特の異彩を放っており、鉄道ファンならずとも何か特別な感覚を持っている人は少なくないのではと思います。
理由としては、最近JRでも見かけなくなった2ドアボックスシート、そしてよくわからない行き先(行き先が3つ、しかも「会津田島行き」ってそれどこ?)、6両編成だが全て先頭車で中間車が無い、北千住を出たら延々と止まらない別格の停車パターンということで、そう気軽に足を踏み入れてはいけない雰囲気がひしひしと伝わって来るような(笑)、それなのに特急でもないという不思議な列車でした。
いつか乗ろうと思いながらも中々その機会は訪れず、
廃止を前に栃木駅まで乗ってみることにしました。
出発は何はともあれ浅草駅。
この日は連休中とあってかなりの賑わいでした。
ホームは5番線。初めて知ったのですがこの5番線、快速・区間快速専用ホーム。
4月のダイヤ改正以降はどうなるのでしょうか。
10分前の時点ではまだ列車は入線しておらずかなりの人が並んで待っていました。
旅行用のカバンを持っている人が多数で、駅員さんに日光に行きたいんだけどと尋ねる声も数回聞こえました。
スペーシアではなく、特急料金を浮かすためこの列車で日光や鬼怒川へという人も少なくはないようでした。
そうこうしているうちに列車が入線。
結構な人でしたが、乗ってみるとまだ半分くらいは空席で、私も問題なく座ることができました。
そしていよいよ発車し、スカイツリー駅の次は北千住に停車です。
北千住駅はものすごい人の列。
ここからどっと乗ってきて、座席は満席、ドア付近はラッシュに近い混雑。
この状態を見ると東武鉄道としてはこの人たちを特急へ誘導したいという気持ちは
分からなくはないなと思います。
一方同じボックスシートになった年配女性二人は定期的にこの列車を利用しているようで、そのような普段使いとしてこの列車を利用している感じの人もそのほかにもちらほら見受けられました。
そういう人にとってはこの列車の廃止はかなり不便かもしれません。
そのような状態で列車は出発し、次は春日部、私鉄最長の複々線区間を走って行きます。優等列車用の線路を快走と言いたいところですが、この区間思ったよりはスピードを出しません。スマホアプリで測ったところでも最高でも95キロ、京急の120キロ運転や、JRの近郊列車でも110キロは出すのに慣れていると少し遅く感じます。
そんな感じで春日部に到着。ここでは何人かがおり、ほぼ同数の乗車があり、混雑は変わらず、そして次の東武動物公園で少しの下車があり、少しは混雑もましになっていよいよ、日光線に入ります。
日光線に入るとようやく少しずつのどかな風景が見られ始めます。
遠くにリバティや日比谷線直通用新型車両も
ここからも停車駅はまだ少なく、その次は板倉東洋大前、約20分間止まりません。この日はなぜか途中かなり減速運転をし、約5分遅れで板倉東洋大学駅前に到着。
そしてその後は車窓には山が少しずつ見られ始めた頃、栃木駅へと到着。
この栃木で結構な降車があり、ほぼここからは全員が座れる状態で、発車して行きました。
この不思議な列車もおそらくこれで乗り納め。
4月のダイヤ改正以降は、快速廃止の代わりに、南栗橋〜日光間で急行列車が走り始めるとのこと。
車両はどうなるのかは発表されていませんが、もしかしたら、この6050系が活躍することもあるのかもしれません。
いずれにせよ、鉄道ファンの心をくすぐるこの列車が消えてしまうのはかなり寂しいところですが、次は新しい特急リバティに期待したいと思います。
東武鉄道決速電車6050号電車4月20日まで無くなりますね。
残念ですね。私は電車の6050に乗ります。20日から6050系無くなりそうです。私は6050系の電車に乗る好きです。
新しい特急費1400円かがりますね。勿体ないですね。