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二年目の北陸新幹線

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連休中、5月1日に北陸高岡・金沢へいってきました。
二年目の北陸新幹線に乗って。

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乗ったのは8時44分発、はくたか555号金沢行。
この東京駅での金沢行きという表示もなんかもう当たり前になってしまって、
ずいぶん昔からあるような感じがしますが、できてまだ1年と1ヶ月。
それだけあっという間に定着したのだと思います。

東京駅を発車して、上野・大宮と止まり、大宮からは指定席は満席。




大宮から高崎までは240km/h運転。
この240km/hという速度、今や新幹線としてはかなり抑えられた速度です。
余談ですが、以前海外のどこかの機関が作成した世界高速鉄道マップを見ていたら、上越新幹線が高速鉄道として扱われておらず「あれっ」と思ったことがあります。
間違いだろうと思ったけれどそうではなく、
日本の新幹線の定義は「200km/h以上の速度で走る幹線」というものですが、
海外の国際鉄道連合(UIC) の定義では、高速鉄道とは「250km/h以上で走行する鉄道」というもので、上越新幹線はそれを満たしていません。
最高速度240km/hとは今や世界的には高速鉄道として扱われない可能性すらある速度です。
北陸新幹線が敦賀まで延伸したあかつきには、東北新幹線が大宮~宇都宮の最高速度を275km/hに引き上げたのと同様、大宮~高崎間も引き上げられないものかと思います。(ついでに上野~大宮間もせめて130km/hへ・・・。)
時短効果はおそらく数分なので難しいかもしれませんが。

このはくたかは結構遅いはくたかで、高崎、軽井沢ととまり、軽井沢から先は各駅停車。
高崎で何人か乗り降りがあったものの、依然として乗車率100%以上で高崎を発車しました。
軽井沢・上田でも若干の乗り降りがあるもののやっぱり乗車率は9割程度で、長野に到着しました。

長野で3割程度が下りたものの、逆に乗ってくる人もあり、長野を出る時点でも乗車率は7割〜8割程度。
北陸新幹線は2年目も好調のようです。

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長野駅発車直後の風景
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飯山駅付近
北陸新幹線で高岡・金沢まで行くのはこれで3度目ですが、前回の2回は「かがやき」だったので、
「はくたか」で長野より先まで乗るのは実はこれが初めて。
(前回高岡に行く時はかがやきまで富山へ行き、そこからあいの風富山鉄道を利用。)
時刻表をみるとかがやきと比べかなり停車駅が多いので、ちょっとためらってしまいますが全く遅さは感じません。

「かがやき」では長野から富山まで一気に通り過ぎてしまうのでほとんど車窓は楽しめませんが、「はくたか」では、上越妙高では妙高高原の山々を、糸魚川では日本海を、黒部宇奈月温泉では黒部川と立山連峰の風景を見ることができて結構楽しいです。

ビジネスで少しでも早く行きたいという人や、夜間車窓の楽しめない時間に早く移動したいという人は、「かがやき」にのればいいと思いますが、旅行でどうせなら北陸新幹線の車窓を楽しみたいという人は是非「はくたか」の方がオススメだと思います。

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糸魚川駅付近から日本海を望む(新幹線から日本海が見える現状唯一の区間)
かがやきでは数秒ですが、はくたかは速度を落とすのでちゃんとみることができます。

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黒部川(黒部宇奈月温泉駅付近の風景)
これもはくたかでないと一瞬で通り過ぎてしまう風景。

この列車は、富山で半分くらいの人が降りて、また乗る人もいて乗車率は5割程度。
そして定刻で今回の目的地新高岡に到着。
新高岡では僕も含めて1〜2割程度が降りて、3〜4割程度の乗車率ではくたかは終点金沢へと向かって行きました。

はくたがが発車して5分後、東京駅を30分後に発車したかがやきが新高岡駅を通過。
在来線時代の「特急スーパーかがやき」はこの高岡も数少ない停車駅の一つであったにもかかわらず、今やあっさりと通過されてしまい地元の人にとっての落胆は結構大きいものがあったのではと思います。
ここでちょっとまた余談ですが、上記のほかにもこの高岡の置かれた状況は少し厳しさを増しています。そもそも高岡駅とは別に新高岡駅という駅を作ってしまい、富山市がコンパクトシティとして都市圏を集約しようとしているのと反対に、郊外化に拍車をかけるような状態になってしまったこと、せっかく在来線高岡駅もリニューアルが終わりり立派な駅舎になったにもかかわらず、サンダーバードがすべて金沢発着となってしまい在来線高岡駅にこなくなり持ち腐れになってしまったこと、その駅のリニューアルにしても高架ではなく橋上にしてしまったため、南北の分断という問題が解決されずに残ってしまったこと等々、この高岡はすべてがちぐはぐな状況です。新幹線開業をなかなかうまく街の活性化につなげ切れておらず、課題が多々ある街になってしまいました。

話は戻りますが、この新高岡駅発車ベルがとても個人的には好きです。
高岡の名産である銅を使用したおりんという楽器を使ったベルで、とてもはなやかで心地より音色。
北陸新幹線は金沢はPerfumeのプロデューサーナカタヤスタカ、富山も地元出身の音楽家の作品という事で、かなりレベルが高いです。
これも北陸新幹線の楽しみの一つです。

新幹線ができて本当に北陸は便利になりました。
問題はあっという間につきすぎてしまい遠くまできたという実感が少ないところ(笑
でも、それに感謝しながらGWでにぎわう新高岡駅のコンコースへと降りました。

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続きまたそのうち。



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